marbleMeの開発現場に迫る – エンジニア2人が語る、女性の悩み解決への思い

ふたり
BIPROGY株式会社

  • 開発推進本部 プロダクト開発室
    プロダクトエンジニア
    牧野 真之
  • 開発推進本部 プロダクト開発室
    プロダクトエンジニア
    天野 優也

BIPROGY株式会社で「marbleMe」の開発を担当する牧野さんと天野さん。2人の男性エンジニアが、女性の悩みに特化したサービス開発に携わることになったきっかけ、開発の苦労や喜び、今後のビジョンについて、率直な思いを語っていただきました。

女性の悩みに寄り添う大切なプロジェクト

このプロジェクトに参加した背景や思いを聞かせてください

  • 牧野さん

    marbleMeはPoCの時から関わっているプロジェクトです。当初、社内でプロダクト開発ができる部署がないかという相談をいただき、私が所属している開発推進本部のプロダクト開発室という開発チームが集まった部署で引き受けました。社内で相談を受けて始まったプロジェクトなのですが、アンケート調査やPoCの参加者などの意見を聞いて、働く上での女性の悩みというのが多種多様であることや、悩みの深さに関しても多様であるということを知りました。

    複雑な悩みに応じるプロダクトなので、ビジネス面でも大きな可能性があるプロジェクトだということを感じたり、女性の悩みというのが一人だけじゃ解決できないものが多いということを知ったりと、すごく意義のあるプロジェクトだと感じました。

    また、技術的にもリアルタイムのチャットなどを作りがいのある部分が多くて、そういう面でも面白いプロダクトでありプロジェクトだと思っています。

  • 天野さん

    私も同じく開発推進本部のプロダクト開発室に所属しています。marbleMeプロジェクトには入社後の研修が終わってすぐに配属され、2年間ほど携わらせて頂いています。

    これまでは開発者として、アプリケーションを作ったり、インフラを構築したりしていました。最近では少しずつPO補佐のような、プロジェクト全体のことを俯瞰して動く役割も与えられていて、開発以外の部分も少しずつ勉強しながら取り組んでいます。

異なる視点で女性の悩みに挑む

率直に、男性が多いだろうと思われるエンジニアの世界にいらっしゃる方が、女性向けの悩みを解決するサービスに携わることについてどう思われましたか。

  • 牧野さん

    プロジェクトを開始当初は、部署としてもプロジェクトメンバーとしても女性はいなかったので、本当に開発者は男性でいいのかな、といった不安みたいなところは正直ありました。

    ただプロジェクト全体のメンバーの中に専門家がおり、その方の話を聞いたり、さまざま人と相談していくうちに、男性でも女性の悩みというところにフォーカスして、課題解決に向けていろいろ考えていけると思い始めました。今は自分でも力になれるということでとてもやりがいを感じています。

  • 天野さん

    そうですね、開発チームの中に女性メンバーがおらず、私も社会人になりたてだったので、働く女性の悩みってそもそも何なのだろう?というところから始まりました。

    最初の頃はそもそも悩みが何なのか分かってない状態で、その悩みに対してのアプローチがコミュニティーで良いのか?などなかなか腹落ちしてないところとかもありました。

    ですが、プロジェクトに参画しmarbleMeのイベントなどについて知ることで、自分の中での働く女性の持つ課題の解像度が上がってきまして、今はmarbleMeのコミュニティーという形で女性の課題にアプローチするということに、とても納得できています。

プロダクト価値の向上のためのスクラム開発

開発する中で注力した部分やこだわったところなどをお聞かせください。

  • 牧野さん

    私はmarbleMe開発のプロダクトオーナーという役割で、機能開発の仕様検討や優先順位決めなどをメインで担当しております。私たちのチームはアジャイル開発という開発手法に高い専門性を持っていると自負しておりまして、特にスクラム開発に知識があるメンバーが多いです。メンバーの中には認定スクラムマスターという資格も持っている者もおり、健全なスクラム開発を維持するためにお互いアドバイスをしながら開発を進めています。

    技術的な話でも社内と社外メンバー含めて開発者はフルスタックに開発ができるように育成を進めており、誰でも広範囲で開発を進めることができるような体制づくりを行っています。

    また現在では1週間に1回程度頻度で追加の機能リリースを行うことができており、機敏にプロダクト価値の向上を進められる体制を維持するということをとても強く意識しています。

  • 天野さん

    そうですね、まず弊社(BIPROGY株式会社)の典型的な開発手法はウォーターフォールで、顧客から受注した物をQCDを守りながら作り上げていく、いわゆるSIerの仕事が多いです。

    プロダクト開発を行う経験はそこまで多くない中で、ではどうやったらリリース頻度を高く、機敏に動くことができるか、社会の変化に対応していくことができるか、を深く考えながら進めていました。社内では一般的ではないのですが、例えばCICDやコンテナの技術を使ったりしたことが、一つ技術的な挑戦ではあったと思っています。

若いメンバーたちの手探りの状態のプロダクト開発

このプロジェクトに参加して大変だったことをお聞かせください。

  • 天野さん

    プロダクトを作るにあたり、迅速なデリバリーを可能にすることに関して、社内でも知見が少なく手探り状態でした。

    そのような中で、どうしたら私たちのプロダクトにあったCICDの設計ができるかなどは、自分たちで情報を仕入れて適用していくしかなく大変ではありました。

    あとは自身が入社直後でジョインしたので単純に開発業務そのものも大変でした。

  • 牧野さん

    実はチームが年齢自体すごく若いチームでして。学生時代に腕を磨いてきたメンバーたちが集まっているので、技術はあるのですが、ベテランの方の経験みたいなものは少なく、プロジェクトやプロダクトの理解、インフラ構成の意思決定などはみんなで悩みながら相談しながら決めています。

    そのような部分では大変ではありますが、逆にとても勉強になっています。

多様な悩みを分かち合い成長する場へ

開発者としてmarbleMeを今後どんなサービスにしていきたいのか、どんな影響を社会に与えていきたいのかお聞かせください。

  • 牧野さん

    marbleMeに関しては立ち上げの本当にゼロの時から携わっています。

    その中で私がmarbleMeに対して持ってきた思いは「marbleMeを利用して女性の働き方のそれぞれのベストプラクティスを見つけてほしい」です。どんな人も楽しく働けるように、また働く上で不利にならないように、自分の悩みを見つけ、共感し、解決するための場にしてほしいなと思っております。そのためにmarbleMeは、匿名性と心理的安全性を担保し、とても安全で悩みを相談できる場として維持していきたいです。

    ゆくゆくは、男性女性問わず、みんなが気持ちよく働けるようになっていったらいいなと思っております。

  • 天野さん

    私は、marbleMeが、他者の悩みに興味を持ち、寄り添うきっかけになれば良いなと思っています。

    生理休暇を例にしますと、自身の生理が重くなく、生理休暇の制度に疑問をもっている女性もいると思っています。

    そのような認識をしている方が、marbleMeを利用することで、ちゃんと辛い思いをしている人はいることを知っていただき、生理休暇制度の意義を理解できることを期待しています。また生理以外の観点でも世の中にはさまざまなことで悩んでいる人がいるということを認識できる場になってくれればいいなと思っています。