女性が抱える「言いづらさ」を、女性目線の仕掛けで「対話」を促しサポートする-株式会社ジョコネ。北 奈央子さん

kitasan
株式会社ジョコネ。

  • 代表取締役
    北 奈央子

『コラボレーターの想い』第5回目は、女性のヘルスリテラシー専門家で株式会社ジョコネ。代表取締役である北さんにインタビューをさせて頂きました。女性特有の健康の「言いづらさ」を体験してきた一人として、それを解決したいと考えている北さん。「言えない」を「言える」に変え、女性が自分の健康と人生を自分で決めていけるようになるサポートをmarbleMeに期待しています。

女性の「言いづらさ」をmarbleMeが解決する

はじめに marbleMe に参画していただいた経緯や理由について教えていただければと思 います。

  • 北さん

    marbleMeを最初に知ったのは、2023年の健康博覧会ですね。そこで同じ出展者として弊社もブースを出していましたが、その際に入り口に入ったところにドドンとブースを構えられていたのがmarbleMeさんで、初めて「こういうことが始まるんだな」ということを知りました。3日間の出展期間中に時間もあるので、どういうサービスなんですかとブースに聞きに伺いました。最初に伺った時にとても印象的だったのは、オンライン上のコミュニティの中の掲示板において、書き込みが48時間で消えるなど、女性の方が悩みを書きやすくするためのいろんな工夫がされているということでした。しっかりと女性目線の意見が反映されているということに感心しました。

北さん自身も「言いづらさ」を実感

北さんは日々のお仕事や生活の中で、やはり女性は周囲に言えない悩みがあるということを感じていらっしゃいますか?

  • 北さん

    そうですね。ヘルスリテラシーなどの勉強や活動を始めると、生理も更年期も来て当たり前で、当たり前だから不調があるのも当然で、それを言ってもいいと今は思うのですが、やはり私自身もちゃんと勉強するまでは生理のこと言いづらかったです。
    更年期に関しても、数年前にはなりますが、私も当時いた職場で女性管理職の方が怒ったりすると「更年期なんじゃない?」みたいに冗談っぽく言われていたことを覚えているので、私も日本社会で生きてきた女性の一人として「言えない・言いづらい」ということを感じています。

情報共有で孤立感がなくなり、エンパワーメントに

北さんが思う「言えない・言いづらい」理由は他にもありますか?

  • 北さん

    よく聞く話として、不調の話はやっぱりいい話じゃないから、ネガティブな話を長い時間するのも申し訳ないみたいな気持ちも持つみたいですね。聞く側が「いいよ」と言っても遠慮してしまうような方もいらっしゃいます。そこを聞いて受け止めてもらえるっていうのはすごく大事なことだなと感じています。ですので、marbleMeの「対話」で解決をサポートするという考え方は「言えない・言いづらい」女性にとってとても価値があると考えています。

女性の健康ビジネスが社会変革の可能性

marbleMeに期待することなどあればお聞かせください。

  • 北さん

    女性の健康サポートは、これまで非営利の団体さんや、病院・医療機関さんなど、そういう方たちがボランタリー的にやられていることが多かったと思っているのですが、そこに大企業がビジネスとしてされようとしているということで、ある意味、社会変革だと感じています。女性の健康サポートにビジネスをかけ合わせることで、そこから社会として変わっていくだろうなと、すごく思っています。